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2007年07月17日

googleブックスを試用してみて

 マスコミが盛んに煽っているgoogleブックスを試用してみました。(まだベータ版です)登録データが少ないのは仕方ないですが、ううむ、キーワードで本の内容まで踏み込むのはスゴイですね。未知の情報との出会いにワクワクしないわけではありません。google検索と、books検索、blog検索をうまく利用すれば非常に短い時間でかなりの情報のアラがとれる。かつて図書館では、著者やタイトルだけで検索していたのですから、大変な非効率でした。それに比べると、とても便利です。

 また最近のベストセラーコーナーは「国家の品格」だの「人は見かけが9割」だのタイトル一発勝負みたいな様相でしたから、それに風穴を開けるよいツールが誕生したとも思います。

 ただなぁ。これはこれで結局ビジネスの臭いがプンプンするんですよね。それを利用しようとする作家が跳梁跋扈するようになるかと思うとちょっとウンザリします。

 例えば「北斗の拳」と検索してみると、今日現在で「直径150センチの世界」という小説が2位に表示されます。この作品て、先日のニュース番組では「脳 鍛える」というキーワードでも検索で上位表示されていて、キャスターが嬉々としてその結果を伝えていました。この作品を批判するものではありません。なんせgoogleブックスの登場より先に出版されているのですから。

 ただこれからの本は、こういう結果を期待して、やたらと有名商標や流行キーワードを多用するようになるかと思うと、業界全体が安っぽくなるような気がするのです。でもこの仕組みを利用しなければ市場に残られないのですから、仕方のないことなんでしょうね。

 他人の仕掛けに踊らされずに、自分に必要な情報にアクセスするためには、結局今までと同じように、自ら歩き、実物に近づくしかないんですよね。情報へのアクセスが便利になればなるほど、自分の主体性を強くもって自分の判断力で行動しなけれなならないとは、近道を選んで回り道を歩くような矛盾です。いくら便利になっても、一人の人間に有効な知識なんて、今も昔もさほど変わらないのかもしれません。

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