">» 白金豚のアンテナショップ・レストランポパイ会報ブログ版|花巻市 #hanamaki #iwate HOME

2008年03月08日

非遺伝子組み換え作物が手に入らなくなる日も

つづき
食料生産大国現地ルポ」アメリカの項

 日本は食品や畜産に使うトウモロコシの96%以上をアメリカから輸入していました。しかし、そのアメリカでいまトウモロコシが不足しています。原油枯渇の対策として、トウモロコシからつくるバイオエタノール工場の建設が相次いでいるのです。7年前までは食べ物だったトウモロコシは、なんと来年にはその半分がエタノールにむけられます。「2007年エネルギー法」なるもの迄できており、2022年までその拡大が義務づけられています。
 トウモロコシの価格が高くなれば、困るのは日本人だけではありません。当のエタノール工場も同じです。しかし多くのエタノール工場はトウモロコシ農家の出資で経営されているので、彼らは資金に困らないのだそうです。
 ところで日本では、非遺伝子組み換え作物による食品や飼料が重宝されています。白金豚のエサも非遺伝子組み換え原料を使用しています。仕入れが高くつくのですが、国内メーカーは安心安全のために仕入れてきたのです。しかし今、それが揺らいでいます。相場全体が高騰しているので、アメリカの農家は管理コストのかかる非遺伝子組換作物の生産をやめてきているのです。望んでも、お金を用意しても、手に入らない時代がそこまで来ているのだそうです。

 うーん。トウモロコシの高騰でエタノール工場の廃業がチラホラあるとは聞いていました。バブル景気だったなら弾ければ、また安くなるかなと思っていたんですが、2020年迄は確実に上昇していくようですね。特に困るのが非遺伝子組み換え作物の減少です。白金豚の定義のひとつが崩れてしまいそうです・・約款をみなおし考えておかないといけないですね。

この記事へのトラックバックURL