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2008年03月14日

エサ代の高騰で畜産家は悲鳴

つづき
飼料価格暴騰で、日本の畜産が絶体絶命 」の項

<見出し>
「餌用の配合離礁が高騰、日本の畜産は未曾有の危機。
飼料高騰を値上げ転嫁できず、赤字に貧する畜産農家が急増している」

私達にもっとも深く関わるのがこの記事でした。
 2005年初頭から07年2月の間に、トウモロコシと大豆の価格が2.5倍、小麦の価格が3.3倍になっています。畜産家は飼料(以後、エサと標記)の高騰で、経営危機に陥ってます。酪農家は、牛乳生産費におけるエサ比率について4割が望ましいといわれていましたが、現在7割に。鶏卵農場はエサ比率が6割で経営できるところが、現在9割になっているのです。乳業メーカーなどは4月から生産者取引価格をキロ3円値上げすると決定しましたが焼け石に水です。
 これまで生産者を保護するためにあった、飼料価格上昇を補填する基金や積立金では、すでに支給基準が目的を成せず、畜産経営を助けられない状況です。さらに悪いことに、資金が底をつきかけています。政府から諸々込で70億円の投入が決まりましたが、この上げ基調のなかで、いつまで保つものか?不安はぬぐいきれません。またブレイクスルーとして進められてきた飼料米については、まだ価格が高すぎるうえ、JAやコープなど稲作農家を抱える特殊な組織でなければ早期対応はできないでしょう。問題は山積みです。

 ちなみに豚肉について雑誌ではふれられていません。が、今は特殊な環境なので省略されたようです。実はいま取引相場が異常高値になっているのです。これは中国産餃子の問題に端を発していて、一斉に国内産に切り替えている手前、品薄になり市況が暴騰しているのです。これがいいことなのか、どうか・・一時のブームで終われば政策が遅れる手前悲惨な結果を招きかねません。推移を見守る必要がります。

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