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2008年08月14日

ダークナイト

 少しまえに話題の映画「ダークナイト」を鑑賞しました。いや面白かったです!渋い良作だったバットマンビギンズの続編です。(ハリウッド映画らしく前編をみてなくてもそこそこ楽しめるようにできてたのではないでしょうか)
 「バットマン」という主人公の名前を伏せたことから察せられるように、ダークにつくられた重たい話です。ジョーカーという大悪党が引き起こす犯罪に、警察・検察とバットマンが翻弄されます。それぞれが正義を信じて立ち向かうも、ジョーカーの仕掛けるワナによって、一人一人、罪を背負わされていきます。
 悪に揺さぶられつつ、登場人物たちが選ぶ選択が運命を転がしていきます。「選択」を尊ぶのが米国人の哲学なんでしょうね。日本人はよくも悪くも選択を軽視して、あとで前言撤回したり拡大解釈してあいまいにすることに寛容ですが、米国人はそうではありません。彼らは時々に下した選択に、自分らの運命を委ねます。

 そこで監督とジョーカーは、そんな選択の哲学をあざ笑うかのように、罠をしかけてきます。物語のクライマックスで海上の二隻の船に爆弾を仕掛け、自分達が助かりたければ向こうの船の起爆スイッチを押せと乗員にせまるのです。閉鎖された環境で、大衆が選ぶ選択は?その時人間の尊厳は?映画の内容に関わるので、その先は書きませんが、バットマンはその間、ジョーカーと戦っているので、船のなかは一般の市民や護送囚人達だけで話が二転三転していきます。人はジョーカーの罠におちるのか、それとも人間の尊厳を守れるのか?

 本作は今年一番の大作映画になるのじゃないでしょうか。ボリュームたっぷりで渋い、良い映画でしたよ。「なんだバットマンか」と食わず嫌いせずに、ぜひ沢山の大人の方にみていただきたい娯楽映画でした。

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