ポパイは今日で仕事納めです。皆様今年も一年間ありがとうございました。
新年は3日から通常営業いたします。どうぞ、よろしくお願いします。
今年は開店25周年でした。昨年に外装をリニューアルしたので、
本年は駐車場のリフォームをし、外に照明を追加して明るくしました。
すっかりお店の外からの印象が引き締まりました。
御客様の評価も好評で、御客様のご来店も増えました。ありがたいことです。
ちなみに同じく25周年といえば「北斗の拳」がリバイバルブームでした。
激しく移り変わる時代のなかで、良質なものは25年たっても色あせないで、
ファンに愛され続けるんですね。大きな時間の経過が、すごく短く感じられます。
ポパイにとってもはげみになります。
ほかにも今年は、白金豚を生産する本社にとって法人設立の50周年でした。
あの東京タワーと同じ時間を過ごしてきたことになります。
東京タワーは2011年のテレビの地上波終了をもって、主な役目を
終えるのだそうですね。時代の流れに感慨深くなります。
当社の本社業務にとっても大きな変化がありました。
昭和37年から続けてきた配合飼料の販売部門を休止したのです。
(なお精麦加工業は、すでに15年ぐらい前に撤退しています)。
50年というこの年に、高源精麦はついにその本業をとりやめた形になります。
白金豚を軸とした食肉販売と、飲食店経営に事業の方向性を大きくかえたのです。
続くものと、変わるもの、それぞれの良さも悪さを知り、
それに変化をかけることの負担の重さを体験しました。
渦中に、退職を選んだ社員もおります。
この厳しい時代に、その者の前途を私が助力できるものではありません。
申し訳ないことをしました。
せめてこの体験を次につなげて、より多くの社員を幸せにできるようになる。
それが私の経営者としての誠意です。
世は100年に一度の大不況といわれていますが、
それでも御客様に、常に当社を選んでいただけるならば、
商売をやっていくことはできます。
手を抜いたり、誤魔化したりしないで、本物を提供して、
喜んでいただいて、そのお支払いをいただく、ただそれだけです。
いつかといわず、5年以内に、いや来年に、
そういう存在の会社・店でありたいものです。
私らのような者に休みは短いですが、ゆっくり本を読んだり、
考えをめぐらして過ごしたいと思います。
(あ、弟が帰省してくるから、結局酒浸りになっちゃうかなぁ)