">» 白金豚のアンテナショップ・レストランポパイ会報ブログ版|花巻市 #hanamaki #iwate HOME

2009年01月21日

「ガニメデの優しい巨人」読みました

後述しますが、仕事で移動が多かったものでその間にじっくり小説を読むことができました。印象的だったのが「ガニメデの優しい巨人」です。ジェイムズ・P・ホーガンという作家による「星を継ぐもの」の続編でSFミステリーです(Zガンダムの劇場版副題とは全く関係ありません。なんであんなタイトルにしたんだろう?)。
 私は本は好きですが、パッパと読み流すので小説が苦手です。しかもこのシリーズは、作中の大半が科学者の会話や議論で進行するので、文化系には辛い構成です。でも前半のかったるさを我慢して読み進むと、終盤に壮大な伏線回収がおきて大変に面白いのが、この作家の作品の良いところ。感動に泣けるとか、そういうことはないですが、ラスト10ページぐらいに開かれる視野に、感情を揺さぶられます。
 この「壮大な伏線回収」というのが半端ないのがSF小説。月面で見付かった5万年前の人類の化石に続き、二千五百万年前の文明の存在が示され、それが一つにつながっていきます。もちろんフィクションではあるのですが、説得力をもって展開されるので知的興奮を楽しめることうけあいです。
 日本に紹介されたのは80年代。SFとしては名作古典とか殿堂入の域にはいるのじゃないでしょうか。第3作「巨人たちの星」も読みたいものです(「巨人の星」ではないですよ。これ営業の人は意識してしまって困ったろうなぁ)。

この記事へのトラックバックURL